「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」ワールドプレミアに参加した。
場所:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン7
1.ドラクエ映画があらわれた!
某ファンクラブに入っているのだが、時々ファンクラブ向けに映画試写会招待の募集がある。会場が都内近郊の場合は、食指が動く作品もあるのだが。
ただ応募すれば良いわけではなく、応募フォームに”意気込み”的なものを書く必要がある。
これまで何度か応募してきたが、付け焼き刃な”意気込み”であったせいか当選したためしがなかった。
今回はドラクエ映画ということで、その思いを存分に語ることはできるが、うまくその募集元と絡ませつつ、意気込みを書いてみた。
数日後、どうせダメだったろうと当落発表のメールを見たら当選していた!
翌日、無事に招待状も届いた。
(これは招待状を座席指定券と引き替えた後)
ドラクエを題材にした映画が作られているのは、どこかで目にしていたが、今夏公開だとは思ってなかった。
ちょっとだけ事前情報を集めてみたが、なるほどドラクエVか。
そういえば3年ほど前に観たドラクエ舞台「ドラゴンクエスト ライブスペクタルツアー」はナンバリングタイトルが混ざって構成されていたが、今回は純粋にVなのか。
3DCGアニメーションとはちと不安だが、昭和からドラクエを見守り続けてきた身としては力尽きるまで見届けなくてはなるまい・・・。
2.ドラクエ映画「あり」という経験を得た
(ドラクエVご一行様とドラえもん)
イトルはXIまでをほぼ発売日に買ってきた。
(Xはオンライン版のため未購入。IIIまでは発売日に欲しくても手に入らなかったが)
VIIIはPS2で挫折し、3DSでリベンジ中。そのためXIは未だ保留中の身ではある。
そんな自分的に、この映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」、
”あり”か”なし”かと言われたら「あり」と答えると思う。
一応断っておくと。ドラクエVIIIが挫折したのは、キャラクターがデフォルメされてない等身で描かれていたことが一因だ。
さらに断っておくと、ドラゴンボールは大好物だ。もちろん、原作だけでなくアニメ版も。
つまり鳥山デザインのキャラクターが嫌いなのではなく、むしろ忠実に再現されているにもかかわらずVIIIを毛嫌いした自分が、この3DCGアニメーション映画を受け入れられている。
歳をとったと言うこともあるが、それを差し引いても「あり」だと思う。
デジタルネイティブ世代には、この手の絵柄に拒否反応は無いだろう。
自分と同じ世代、ドラクエVをスーファミ版でやったことがあるなら、冒頭の数分だけでこの物語に”取り込まれる”だろう。
そう、詳しくは書かないが、映画が始まってすぐにドラクエV、しかもオリジナルのスーファミ版がやりたくなった。
それだけでもこの映画の価値はあると思う。
さて、鳥山キャラクターに話を戻すと。
今回のキャラクター、特に生身の人間のそれは逆に鳥山キャラクターから離れてしまっていることは否めない。
それぞれの冒険者(プレイヤー)が心に思い描く主人公、パパス、ビアンカ、フローラ像があるだろう。
パッケージに描かれたまさしく鳥山明の画もあれば、いやいやモニタに映ったドット絵こそということもある。
まぁ、それは思い出として心にとどめ、寛大な気持ちでこのキャラクター達の物語を味わえば良い。
対して、これは本当に個人的な印象だが。
モンスターの類いは、この映画が一番恐ろしく感じるのではないか。
何はともあれ、仮にがっかりだったとしても、せっかく「ドラクエ」祭に参加できるのだから劇場で味わってみるのも一興だろう。
先ほど、映画冒頭で、ただ純粋にドラクエV、それもスーファミ版をやりたくなったと書いた。そして同時に、悲しくもなった。
ドラクエに限らず、これまで楽しんできたコンテンツをもう一度味わいたいと常々思っているが、どれほど実現できることか。
以下、ネタバレは白文字で、そして試写会(ワールドプレミア)自体への思うところはその下に記す。
(いまどき白文字で書くことに有用性があるとは思えないが念のため)
<以下ネタバレ含む>
物語のクライマックスを迎えたとき、残念ながら閉口した。ドラクエVの世界に没入していたのにそう来るかと。
ネタバレそのもののは避けるが、これって
「エヴァンゲリオンとレディ・プレイヤー1をドラゴンクエストに適用した」映画でないか?、と。
なるほど、映画の舞台そのものが明らかになり、何故主人公の名前がリュカなのかも納得いった。極論を言えば「ああああ」でも良いのだから。
ネタバレでもないが、エンディングで任天堂とPlayStationが並んでクレジットされているとは、ある意味感慨深い。
でもどこにプレステと関係があったんだ?
<以下、試写会そのものへの感想・苦情>
東宝の映画試写会には過去何度か参加してきたが、今回は初物づくしだった。まず場所が六本木。
昔なら、有楽町だったじゃん、似合わないよ。
ドラクエ的にも六本木って感じではないし。
そして、日テレも絡んでるなら、なおさらテレ朝のお膝元ではなく、
(なぞの量産型ドラえもん)
新橋・汐留界隈が良かったんじゃ無いの。
もちろん個人的に京浜東北線沿線の方が利便性が良いということはあるけれど。
そして、もう一つ。
過去の東宝試写会では、映画館の1スクリーンを使ったものに参加したことあったし、松竹系でも同様に映画館を使用した試写会に行ったことあるが。
今回ビックリしたのは、観客(一応招待客だよね)が普通にフード・ドリンクを購入して持ち込んでいたこと。
これにはショックを受けた。これまでの試写会はこんなことなかったのに・・・。
まぁ、以上はかわいい感想で。
以下はちょっとした苦情。
試写会(ワールドプレミア)はこれきりということであったためか、一般招待客と一緒に、関係者(とその家族)も観る機会であったようだ。
演者(声優)はこれより先に観ていたようだから、関係者といってもキャスト・制作陣そのものではなく、制作会社やスポンサーの関係者や株主だろうか。
この人たちが頂けない。
陣取っている場所がプレミアムシート(PREMIER BOX SEAT)なのは仕方ないとして。
彼らだけがスライム型の冊子を持って入ってくる。
関係者だけに特別に配ることは致し方ないとは思えても、それを一般招待客の目に触れさせるのは、いかがなものかと。
せめて試写が終わって専用出口を設けて渡すとか。上映前に渡したいなら、一般客からは隔離されて見えない席にしてよ!
そして。一般招待客の大半は「タダで観られる」「一足早く観られる」ということ以上に、キャスト(の舞台挨拶)を観に来ている訳よ!
それなのに、舞台挨拶に興味ないからって、目立つその席でスマホいじくるアナタ!
恥を知れ!舞台から見えていたはずだよ!
以上、東宝さんも社員の世代交代とか、人手不足のせいかもしれないけど、もう少し一般客に気を遣おうよ!
後日談・・・
やっと「SFC(スーファミ)版ドラクエVを手に入れた」
(20191201)
#映画ドラクエ1万人の勇者 #DQ #ドラクエ
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