いまさら電子辞書

TVを設置している備え付けの棚が日々散らかってきていたのが気になっていた。
ちょっと整理でもするかと思う矢先に出てきたソニーの電子辞書。


正式名称は「IC電子辞書」DD-IC2050。
フタにはDIGITAL DATA VIEWER DD-IC2050と表示されている。
いまだにソニーのサイトにも掲載されている。

この棚は何度か整理しているので、意図的にここにしまっておいたのだろう。
でも全く使っていなかった。
なんなら、隣の扉に入れてある中学時代に買った国語辞典の方がまだ使った記憶がある。

三省堂 新明解国語辞典 第四版
(1996年12月1日 第三三刷発行)

1996年?、何だよ記憶に反して大学時代に買ったのか・・・。
中学の頃に通っていた塾の国語講師が勧めていた辞書だったはずだが。


さておき。
この電子辞書、わざわざ電池を外して収納ケースに保管していたが、収納ケースに一緒に入っていた電池は使えなくなっていた。

単4電池2本なので、eneloopが余っていたことを思いだし、入れてみたけれど。
起動しない。
うーん壊れたか<SONY製だし


同じく散らかった棚に放置されていた、とっくに期限切れ(使用推奨期限2012年8月)のオキシライドを入れてみたら、ふつうに起動した。



で、まさかと電池蓋のすぐ上にある注意ラベルを確認すると、

BATTERY SUPPLY:1.5V

いままで気にしたことなかっったが、改めてeneloopの外面を確認してみると、1.2Vとのこと。
1.2Vと明記されている

うーん、eneloopを充電して再度試してみよう。
(注:eneloop充電したら起動しました。使い切ったままだったよう。)


さて、この電子辞書、何故に持っているかというと。
2000年代初頭、近隣アジア方面に数回の出張があり、そのプロジェクトでの出張経験豊富な先輩方がそろって電子辞書を持っていたので、自分も手に入れたのだった。

ほどんど全員と言っていいほど、皆が持っている/買ったのはCASIOの「EX-WORD」シリーズ。
このシリーズの上位モデルは英単語の発音が音声で確認できるためとても魅力的だったが、コンパクトさに欠け、かつ人と同じものは嫌だったこともあり、独りソニー製を買ったのだった。

このプロジェクト、客先では英語が必要だったため、英単語を調べることが主目的だった。
しかし現地で意外と使えたのが「広辞苑」と「マイペディア」(百科事典)。



滞在先のホテルで、注文した食事が出てくるのを待つ間の暇つぶしにもってこいだった。
そう、当時はスマホなんてなかったから、このサイズ感のおかげでよく持ち歩き、意味もなく色んなことを調べて遊んでいた。
スマホはないと言ってもPDAはあっただろうが、やはりこの手の専用機には一日の長があったし。

久しぶりに掘り出した(ワケでもないが)この電子辞書を使ってみるかな。
最近会社PCがWin10化され、古いATOKが使えなくなったことで、辞書(辞典)連携も使えず不便に思っていた。

自費でATOKを購入しても、会社PCに入れるのは社内規程違反になるためできない。
言葉の意味なんてWebで調べられるけど、やはり物足りないんだよね。
(辞書連携以前に、MS IMEの使い勝手が悪すぎて、メール打つたびにストレスを抱えているが)

もう20年近く前の電子辞書なので、最新用語は載っていないけど、仕事中に調べたいのは、最新用語ではなく日本語の正しい意味。
手元でささっと調べられるのは便利だと思うんだよね。

でも、これって。
子供の頃に、親がくたびれた(年季の入った)辞書を使っていたのを見て、どうして買い替えないのだろうと不思議に眺めていたのと同じことなのかも。

せっかくなので。
古い辞書にも載っているのに、その意味が広く認知されたのは最近の言葉を調べてみる。
例えば、数年前に流行った「忖度(そんたく)」。




本文と関係ないが、久しぶりにpomera DM100で書いているけど打ちやすい。
DM200がもう少し安くなれば。
ついでにDM100の辞書でも調べてみた。


でも辞書の醍醐味はやはり紙なんだよね。

最新版の「新明解」買おうかとずっと迷っているのだけれど・・・。

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