40年目の刻の涙「第5話:父と子と・・・」

「父と子と・・・」
(テレ朝系:1985年3月30日 土曜日)テレ玉:2025年3月29日 土曜日

土曜日の22:00放送をリアルタイム視聴してない。翌日曜日に幸運にも30分確保できれば録画したレコーダーで観る。でもそれも叶わぬ時に仕事帰りの電車で観るため、そして雑記を書く際の忘備録(保険)としてスマホ版へ変換して持ち歩いてる。のだが、何故か急に「スマホde レグザ」が使えず。うーん辛いな、5話目にして視聴(&雑文作成)ペースが崩れるのか、という週の始まりだった。

思えばポケットにZを入れて持ち歩けるなんて夢のよう。例えば20年前、2005年なら少し頑張ればガラケーでZ見られただろう。NokiaのシンビアンOS搭載機とか、スタンドアロンだけどGenio他のWinCE機とかで。

30年前まで遡ると・・・、4月の時点じゃWindows95も出てないし、どうにか録画したVHSを擦り切れるまで見るのが関の山。


冒頭ジオンのノーマルスーツが宇宙空間を漂っている。見慣れたジオンのノーマルスーツうということで、この物語がファーストからの地続きだとわかる。そのまま、何このナレーション?って感じの話が続くかと思いきや、コロニー内の映像に重ねる宇宙世紀の説明ナレーションはファーストのそれを否が応でも思い出させる。

またもMS戦スタート?、前回と切れていないのかと思わせ、それはアレキサンドリア内で戦闘映像を見ている場面だとわかる。バスクは「地球育ちだけではダメというのか?」とジャマイカンに問う。そしてジャマイカンは「あの赤いMSはアレ一機で周囲のMSの動きまで支配します」と、徐々に、間接的に、クワトロの正体が暗示されていく。

全ての行動、セリフに感慨深く思うがキリがないので遺憾ながら割愛。

よりによって赤いリック・ディアスを奪い去ったフランクリンビダン。居住区にいたクワトロは格納庫に向かうエレベーターの中で、アポリーとロベルトに追うように(ヘンケン経由で)命じる。

そして自身はエゥーゴカラーになったばかりのMK-IIに飛び乗る。
まさかクワトロがMK-IIに乗るとは!
しかも直後にアーガマでは赤い彗星の話。
なんだろう、百式とは言え、Zの試作機扱いだからガンダムな訳だよ。でもクワトロがMK-IIに乗っているのが、こんなに感動的だったとは。ヘルメットもサングラスもせずに、額の傷バリバリで操っているのがたまらない。

そもそもフランクリンビダンが赤いリック・ディアスを奪うセンスってどうなの?クワトロにMK-II乗らせるための製作側の口実か。後年、ギレンの野望でキャスバル専用ガンダムってあったけど、そのノリか。後にも先にもこれが唯一のシャアガンダムだった訳?こんなシーンを覚えていないんて!

そして残念なのは、出撃の際「クワトロ・バジーナ、MK-II出る」と言ってくれなかったこと。さすがにそこまでのサービスはしてくれなかったのか。

アポリーとロベルトに追いついたクワトロ。
  アポリー:良いのですか?
  クワトロ:MK-IIの加速性能は抜群だ
  アポリー:自分としてはリックディアスの方にプライドを感じます
  クワトロ:当たり前だ
これは、アポリーは旧ジオン兵だということだろうか。
(20250401Tue)(20250403Thu)

バスクは、「正規軍の中までエゥーゴが浸透している」と言う、これって隠れキリシタン的なこと?何度も言うけど当時の自分には理解できなかっただろう。テレ東での再放送版の時でさえ、ちゃんと理解していたかどうか。
正しくは「いまは正規軍のなかまでに浸透しているエゥーゴの中枢神経を抜き出すことだ。もう遠慮するな」、エゥーゴという思想を排除しようとしているのだろう。
この回の後半にもしつこいようにバスクは「連邦の宇宙軍の半分はエゥーゴと思え」発言。

アーガマからの砲撃に対しバスクが、「ブレックス」というが、これを受けての逆シャアでの「やるなブライト」発言か。こうやって時が経ってから見返さないと気づかないことって結構あるものだ。

クワトロ専用リック・ディアス(赤いカラーリング)がやられてしまうとは思わなんだ。フランクリン・ビダンは本当に罪な奴だ。だいたいリック・ディアスを持って帰れば”ティターンズの技術部で好きができる”って、やはり純粋なエンジニアの発想とは思えないんだよね。

フランクリン・ビダンはMS搭乗中に直接やられたのではなく、脱出したところで自身の搭乗機体の爆発に巻き込まれていた。このときリック・ディアスは腹部に直撃を受けていた。つまり、ビームを放ったのはエゥーゴサイドではなく、ティターンズないし連邦正規軍だろう。リック・ディアスのコックピットは頭部なのだから。ジオング、リック・ティアス、サザビーと操縦席の設計思想が一貫しているのか。

さて自分の父親の失態および、ほぼ同時に両親を喪失して感情的になっているところへ、クワトロがシャアの話を始めた時のレコアの顔!そしてカミーユが出て行った後に、そのシャアの話を出したことをレコアに問われ、レコアの腕に手を置くクワトロ。これは何の暗示だろう。そして、それを見るエマは何を思ったのか。
そこで本筋とは関係ないが気になったのが、クワトロは手袋していて、余り物のエゥーゴ制服を着用しているエマも手袋付けている・・・変なの。レコアは付けていないから、パイロットの衣装なのだろうか。

さてカミーユと両親の問題。エマの両親は地球にいるが、エマの取った行動を両親はわかってくれるというエマ。確かにここで突飛に出てきた”シャアの出自”話は特殊過ぎる。主人公と親の関係、アムロ ー テム・レイに始まって、カミーユ ー フランクリン・ビダン、バナージ ー カーディアス・ビスト、シーブック ー モニカ・アノーと踏襲されているのか。そういう意味でもZZは特殊かも。(個人的にZZは肯定派だが)
(20250402Wed)

ところで。
レコアはブレックスとヘンケンに「ティターンズカラーはお嫌でしょ?」とMK-IIのカラーリングを変更していることを伝えている。はてティターンズカラーとは何だろう?。鮮やかなハイザックやガルバルディは正規軍のものだから、この時点でティターンズ側はこの2機しか出てきていないが、きっとティターンズ専用機は独自カラーなのだろう。そうか紺とか灰とか暗い色かイメージ的に、MK-IIも黒いし。そう言えば、ティターンズのノーマルスーツも黒いな。
(20250404Fri)

バスクは「エゥーゴの秘密基地とやらがグラナダにあると思うな。」と言っている。これも当時はわからんな。今でこそグラナダからジオンを連想するのが自然な流れだが。ん?エゥーゴの拠点ってどこだ?
(20250405Sat)


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