トムソーヤー島いかだの謎が解けた件

TDL「トムソーヤー島いかだ」の謎が解けた件


ディズニーランドが休業中だったからという訳ではないが。

3月下旬から6月にかけて新潮文庫「トム・ソーヤーの冒険」「ハックルベリイ・フィンの冒険」を立て続けに読んでいた。


実はこの2冊、家人の要望で入手したもの。

MX(東京MX:東京メトロポリタンテレビジョン)で数年前まで朝の6時台に世界名作劇場の再放送をやっていて、家人が欠かさず見ていた。

録画して見ていたので、溜まった時や、平日に休みを取った時は片手間に一緒に見ていた。

アニメ版「トム・ソーヤーの冒険」を見た後に、ディズニーランドに行き、十数年ぶりに”トムソーヤ島”に渡ってみて、いまさらながらに原作に興味を抱いたのだった。


まずは要望者の家人が読み、数ヶ月遅れて読み出した。

冒頭書いたように、読みだしたタイミングは別にディズニーランドの休業とは関係なく、なんとなく。


詳しくはwikiなどに頼れば良いのだろうが、原作(小説)「トム・ソーヤーの冒険」がそのままアニメ化された訳ではないらしく、所々アニメで見たシーンはこれかという感じで読み進んだ。

まぁ、そもそもアニメ版をフルに見ていたわけではないので、偉そうなことは言えないのだが。


そういう訳で「トム・ソーヤーの冒険」に関しては可もなく不可もなく、という訳ではないが冒険譚として普通に楽しめた。

同時代の日本(および日本の文学)はどんなものだったのかと一介の技術屋崩れが想像してみたり。


対して「ハックルベリイ・フィンの冒険」(注:新潮文庫のタイトルに合わせハックルベリーまたはハックルベリィとは表記しません)は十分楽しめた。


(この分厚さ)


40代も中盤に差しかかってきたが、まさか「ハックルベリイ・フィンの冒険」にハラハラし、早く読み進めたいと思うとは。

普段の読書スタイルは、通勤電車内(往路)で過ごす時間の12ほどを充てている。

さらに文庫と新書(または単行本)を日替わりで携行している。

でも「ハックルベリイ・フィンの冒険」に関しては、珍しく日替わりにせずに毎日読み続けた。帰宅時(復路)でも積極的に読み進めた。


ハックが、住んでいた街を脱出しひたすら南下していく物語。

しかも親友のトムにも告げずに。

単純に表現するとこんな陳腐なことになってしまうが、その道中が実に興味深かった。

マーク・トウェインと同時代の日本の作家がすぐに出てこないが、もう少し後だと推察する夏目漱石の作品を読んでも、当時の描写に興味は湧くが、やはりそうは言っても自分の国のことなので、ある程度の想像はつく(風景が描ける)。

アメリカの歴史なんて、中学の社会科で少し学んだくらいだから、情報量が少な過ぎるせいもあったろうが。


そして今のアメリカ社会の問題の根幹ってこの頃からまるで変わってないんだね。

たまたま読んでいる時期と世相がクロスしただけだが。

80年代にMJ(マイケル・ジャクソン)が歌ったって変わらぬ遺恨(・・・?)。


この先ハックはどうなるのだろうと、楽しみに読み進めていたが、なんとトムが出てきてからが一挙につまらなくなった・・・。

物語として、ハックの行き着いた家がトムの親戚の家だったというオチに関しては、そんな偶然が!とツッコミを入れたくもなるが、物語(小説)としてはありはありだろう。

そうではなく、ジム救出劇の過剰演出に閉口したのだ。



さておき。

(いわゆる書評は、その手の同人にお任せするとして)


終盤に差し掛かり、今更ながらわかったことが、今回のタイトル。

ディズニーランドのトムソーヤ島には何故「いかだ」で行くのか。

同じ河のアトラクションに何故カヌーがあるのか。


小学校中学年ではそこまで頭は働かず、それがデフォルトになってしまったので、これまで疑問すらわかなかったのだ。


そうだ、トムやハックには「いかだ」と「カヌー」は必需品だったのだ。

眼から鱗だったよ・・・。



初めてディズニーランドに行ったのは確か開園翌年。

途中15年くらいの空白期間があったとは言え、まさか35年くらいして気づくとは。

こりゃ(やったこと無いけど)隠れミッキー探すよりもアドベンチャーだ!



さて。これまた冒頭に戻るけど。

ディズニーランドのコアなゲストではないけど、行けない今だからこそ、このように名前(タイトル)だけは知っているけど、その本筋を知らない物語を味わってみるのも一興かもしれない。


ディズニーのメインキャラ(ミッキー、e.t.c)は本当に好きな人が味わえば良い。

最近のトイ・ストーリーとかニモも名前しか知らないものがほとんどだが、これらは地上波でやってる時にタイミング合えば視聴すれば良いだろう。

(スター・ウォーズは路線が違うのでまたの機会に)


そうだな、次は「不思議の国のアリス」あたりを読んでみるか。

名作劇場つながりでは「ピーターパン」とか、あるいは辛うじてイメージできる「ピノキオ」あたりかな。

シー(TDS)の方なんて、もっと知らないものいっぱいだもんね。


そういう訳で、「読書で楽しむ古典TDR」シリーズでも始めてみるかね。


(慣れないiPad+Bluetoothキーボード)で。


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