ガイア・ギアを求めて(12)

【ガイア・ギア】【ガンダム】【富野由悠季】

◆11店舗目「BOOKOFF ロッテシティ錦糸町店」

昔は嫌っていうほど乗った総武線も、いまではほとんど乗らなくなった。
103系や201系の総武線にしか哀愁わかないとは思いつつ、いつの間にかスカイツリーの見える車窓には変わらぬ風景も残っている。
色んな記憶が蘇る。あぁ!

2回目の亀戸への往路、実は錦糸町と大して離れていないことに気づく。
せっかくなので、錦糸町のブックオフも寄ってしまえ。
なかなかチャンスはないのだから。
たかだか百数十円の電車代が惜しいわけではないが、時間の方が惜しくて寄り道ができない。

で、実際に途中下車するとなると、今度は電車代が惜しくなる。
目的地は亀戸寄りのロッテ会館なのだから歩こう!
そう、決めていた。

普段はスニーカーだからどんなに歩くことも躊躇はない。
たまの外出、スーツではないが、ビジネスカジュアル。
堅い革靴ではなく、こちらも、カジュアルシューズなので、まぁ歩ける。

以前出張先にて、革靴で調子に乗っていつものペースで歩き、瞬く間に履き潰してしまった苦い経験があったので、あまりハイペースで歩くことは躊躇してしまう。

蔵前橋通りまで出なくとも、川を渡れることは、Google mapおよび車窓から確認済みなので、適当に目星をつけて西方へ向かう。

こんな所にコモディイイダがあるとは。

コモディを左手に進むと橋が見えてきた。
横目に見ると錦糸橋という表示。
うーん、せっかくだから写真撮れば良かった。
歩いているとは言え、前へ進む慣性力が勝ってしまった。

小さい橋だが渡ると街並みが少し変わった感じがした。
ドラクエの橋を渡るとモンスターが強くなるという設定は言い得て妙ですな。

ロッテ会館は総武線沿線のはずなので、適当な路地で高架下に向かう。
やはり亀戸あたりの住宅街とは雰囲気の異なる下町感が漂っている。

高架下を歩き始めてすぐ、通り過ぎざまにある建物の貼り紙が目に入った。
なるほど、いつかテレビで見た、モヤさまだったか、正直散歩だったか、きなこ棒のお店だった。
もう17時近かったせいかやっていないようだった。
なるほど、見知らぬところを歩くのは色々発見があって楽しいと改めて思う。

そんなことを考えていたらあっという間に、ロッテ会館、もといロッテシティに到着。
案の定あっという間だった。

記憶の片隅にロッテ会館が立て直されたことがかすかに残っていたが、あまり意識することもなかった。
そもそも自ら来るとは思っていなかった。
かつて何度か来たのは高校の同級生たちとであったか。
ボーリングだかビリヤードをやったような。

それにしてもまるで見違えたものだ。
ロッテ(現千葉ロッテマリーンズ)の歴代ユニフォームとか飾ってあった気がするが、もうないのだろうか。
老朽化対策もあるのだろうが、何でもかんでも新しくすれば良いと言うものでもない。

そう言えば亀戸あたりもそうだか、このあたり一帯はスカイツリーが風景の一部と化しているのだろうか。

ロッテシティの外観を仰ぎ見る。
TSUTAYAの大きなロゴが目に入る。
あれ?ブックオフはココではなかったか。

スマホで再度確認するも、ロッテシティで間違いはないようだ。
再び見上げると、TSUTAYAの上にBOOKOFFの文字が。
なるほど妙な組み合わせだ。

こんな真新しいビルにブックオフはどうも違和感がある。
別の店舗が先に入っていて、それの撤退後に出店したのだろうか。

入口に迷ったが、セブンイレブン横から入りエスカレーターで上がるようだ。
エレベーターとはいえ、ちょっと面倒くさい。

なかなか広い店内。
早速、著者名あいうえお順、次にライトノベルを探す。もちろん108円コーナーも。
なんと、この界隈には角川スニーカーの「ガンダム」シリーズすら置いていないのか。
亀戸と言い、錦糸町までとなると、別に「ガンダム」コーナーがあるのではと勘ぐってしまう。
うーん、両日とも時間を気にして見ていたので、見落としている可能性はあるが、1ジャンルが小出しとは考えにくい。
亀戸では忘れていたが出版社別で念のため角川書店も探したが、そんなに甘くはないようだ。

この日、錦糸町店で気になったのは通路のワゴンに放り込まれている大量のファミコンカセット。
「ツインビー」など気になる(持っていた)タイトルを手に取ってみた。
じぇじぇじぇ!2、300円かと思ったら結構するんだね。
ひょっとして中古ファミコンカセット市場って高騰してるの。

と言うわけで、久しぶりのブックオフ集中探索だったけど、そう簡単には見つかりませんね。

0 件のコメント :

コメントを投稿